リスクを考える ――「専門家まかせ」からの脱却

リスクを考える ――「専門家まかせ」からの脱却

吉川肇子

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なぜ危機を伝える言葉は人々の心に響かず、平静を呼びかけるメッセージがかえって混乱を招くのか。日々新たなリスクが登場し、その対処に迫られる現代社会にあって、もっとも重要なのはリスクをきちんと伝え、話し合い、共有すること――すなわちリスク・コミュニケーションである。専門家や行政からの一方的な発信でなく、情報公開と透明性に基づく開かれた議論によって初めてリスクは的確に理解され、よりよい社会は可能になる。リスクと共に生きるすべを模索する入門書。

ジャンル
ビジネス
出版社
筑摩書房
掲載誌/レーベル
ちくま新書
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