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著:塩田潮
「70年万博」の絶頂、共産党府政、ノック・女性知事時代、橋下・維新の登場、松井・吉村体制へ……実力派作家が多くの関係者証言から描く、大阪政治の軌跡と挑戦大阪万博が開催された七〇年前後の時代が「商都・大阪」の経済のピークであった。以後、大阪経済は全体として低迷と衰退の道をたどる。大阪経済の沈滞と大阪府や大阪市の財政の危機的状況を目の当たりにして、大阪で新しい政治運動が始まった。二〇〇八年二月、弁護士の橋下徹が大阪府知事として登場する。それから一四年余、盛衰と浮沈を繰り返しながら、政党・維新は何とか生命力を保持し、「冬の時代」をくぐり抜ける。二一年一〇月の衆院選で大躍進を遂げ、生き残りと同時に、新型の政治勢力として存在感を示して現在に至っている。本書では、「戦後大阪の絶頂」といわれた一九七〇年万博から、バブル崩壊とその後の「失われた三〇年」を経て、二〇二二年の現代まで、「戦後商都興亡史」の軌跡を再検証しながら、「大阪政治五〇年」の攻防の歴史を追跡した。(序章より抜粋)〈本書の目次〉序 章 戦後大阪政治の攻防第一章 「2025大阪・関西万博」の誘致成功第二章 絶頂の「1970年大阪万博」第三章 黒田共産党府政第四章 関西国際空港建設第五章 政治家・塩川正十郎第六章 バブルと五輪挑戦第七章 ノックと初女性知事第八章 橋下徹の実験第九章 大阪都構想の誕生第一〇章 維新・冬の時代第一一章 松井・吉村体制第一二章 維新大躍進終 章 大阪は燃えているか
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