柳宗元研究(東洋学叢書)

柳宗元研究(東洋学叢書)

松本肇

9,900円(税込)
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【内容紹介・目次・著者略歴】柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。【目次より】序第一編 敗者の美学第一章 左遷の中の文学一 柳宗元の生涯二 〈柔外剛中〉と道への希求三 絣文から古文への転換四 困窮と文学第二章 敗北の逆説 寓言論一 社会への憤激二 自戒のために三 愚者の文学四 理想と敗北第二編 自然との対峙第一章 「永州八記」について一 「永州八記」の源流二 「永州八記」と『水経注』三 「永州八記」の構造四 「滸黄渓記」の誕生第二章 山水詩 宗教から文学への転回第一節 永州前期の山水詩一 不遇な現実と山水遊覧二 慰めの世界を求めて三 消えない憂愁四 高所からの眺め第二節 永州後期の山水詩一 表層と深層の逆説二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって三 「漁父歌」の系譜四 宗教感情の変容五 低所からの眺め第三章 草木を植えるうたの位相一 永州時代について二 柳州時代について三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代五 『楚辞』の継承と超克第三編 古文家の絆第一章 文学論のめざすもの第一節 柳宗元の文学論一 文学の理念二 文学の機能三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求四 文学の動機五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」六 創作論七 文学の評価第二節 唐代古文家の文学論第二章 韓柳友情論一 がまを食べるうた二 師道のあり方三 ユーモア文学礼讃四 仏教との関わり五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義第四編 否定の深層第一章 「非国語」について一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質二 「非国語」の内容三 『国語』批判の根拠四 文学の源泉としての『国語』五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』第二章 自己処罰の文法一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙二 受難者の群像三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか四 自責の文学五 劉萬錫の弁明六 柳宗元の設論第三章 飛べない鳥一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ二 漢魏六朝詩について三 唐詩について四 柳詩の飛べない鳥結※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。松本 肇1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/02/25
ページ数
471ページ

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