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初めての方へ
続刊
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中村敏子
【内容紹介・目次・著者略歴】「この間、日本の家族の変化は驚くほどである。フェミニズムは、近代という時代に生きる中で女性が感じてきた生きにくさは、女性が家族という領域に縛り付けられてきたことに起因すると論じた。しかし、家族の抱える問題は、女性だけをめぐる問題ではなく、近代という時代の作り出した社会構造全体に関わるものであろう。私たちは、いま、社会全体の構想を必要としている。本書で提示する福沢の議論が、そのヒントになることを願って議論を始めたい。」家族の関係および家族と社会との関連に注意しながら、福沢の議論を綿密に読み直し、福沢の文明論に迫る。【目次より】序凡例第一章 『文明論之概略』と文明化の道第一節 基本的人間像と社会契約論第二節 『文明論之概略』における転換第三節 日本の独立と文明化の戦略第四節 非合理な「情」と外向きの国権論第五節 文明史の原理の再確認第六節 立論の転換第七節 学者と経世家への分裂第二章 文明化のなかの女性と男性第一節 文明化における女性のあるべき姿第二節 男性の品行に関する現状改革論第三節 男女交際のあるべき姿とその方便第四節 人間のあるべき姿と人間関係の原理論第五節 近代化のなかの家族第三章 文明における個人と家族第一節 西洋文明化における女性と家族一 独立した〈個人〉の権利と女性二 女性をめぐる家族内の人間関係第二節 近代を超える福沢諭吉の思想一 福沢の社会構想と家族二 近代政治理論の到逹点三 福沢の社会構想の意味注あとがき文献リスト※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。中村 敏子1952年生まれ。政治学者。北海学園大学名誉教授。 東京大学法学部卒業、北海道大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士。専門は、福澤諭吉研究と女性と家族の政治理論。著書に、『福沢諭吉 文明と社会構想』『トマス・ホッブスの母権論』訳書に、キャロル・ペイトマン『社会契約と性契約』などがある。
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