唐代の思想と文化(東洋学叢書)

唐代の思想と文化(東洋学叢書)

西脇常記

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【内容紹介・目次・著者略歴】唐代は伝統的儒家思想が衰え、仏教と道教が知識人の思想の中に浸透していき、従来の思想史=経学史という枠組みでは、捉え切れない時代である。著者はその枠組みを見直し、資料の枠を拡大して、自伝や遺言など個人の自己表白や人間関係を通してその時代の精神風土を明らかにする。新しい視点と、墓誌銘や僧伝など思想史研究では見落とされていた新しい資料を駆使して、唐代知識人の文化的側面に総合的な光を当てることにより、唐の思想と文化を全体的に解明した問題作。【目次より】序第一部 劉知幾と『史通』第一章 劉知幾の歴史意識第二章 劉知幾 史評者の立場第三章 宋代における『史通』第二部 中唐の思想第一章 権徳輿とその周辺第二章 『陸文学自伝』考第三章 劉禹錫の思想第三部 習俗第一章 唐代の葬俗 特に葬法について第二章 『千唐誌斎蔵誌』に見える唐代の習俗第三章 舎利信仰と僧伝『禅林僧宝伝』の理解のために第四部 遺言第一章 古代中国の遺言 その形式面よりの概観第二章 韓愈の遺言をめぐってあとがき※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。西脇 常記1943年生まれ。中国学者。京都大学名誉教授。東京教育大学哲学科卒業、京都大学大学院中国哲学専攻博士課程中退。文学博士。著書に、『唐代の思想と文化』『ドイツ将来のトルファン漢語文書』『イスタンブール大學圖書館所藏トルファン出土漢語斷片研究』 『中國古典社會における佛教の諸相』 『トルファン出土漢語文書研究』 など、訳書に、E・H・シェーファー『神女 唐代文学における龍女と雨女』 班固 『漢書郊祀志』『史通内篇』 『史通外篇』などがある。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/02/25
ページ数
425ページ

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