神秘と学知 『ボエティウス「三位一体論」に寄せて』翻訳と研究

神秘と学知 『ボエティウス「三位一体論」に寄せて』翻訳と研究

トマス・アクィナス 長倉久子

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【内容紹介・目次・著者略歴】信仰と理性との関係を通して学問を基礎づけ、神学の革新を目指した彼の根本思想が盛り込まれた待望の注解。【目次より】凡例略号表はじめに第一部 研究編トマス・アクイナスによる神学革新 『ボエティウス「三位一体論」に寄せて』の歴史的意義I 神秘と学知一 トマスとボエティウス二 ボエティウス『三位一体論』ボエティウスの生涯と著作 『三位一体論』の歴史的背景 内容 後世への影響三 ボエティウスからトマスへ四 「神学」の革新者トマス生涯 著作五 『ボエティウス「三位一体論」に寄せて』著述形態について 執筆の時期・動機・意図 内容と構成 中断の理由II 「新しい神学」への道程 全六問題の歴史的位置一 神学成立の前提を問う(第一問題)人間精神の自律性とその能力の限界 人間は神について何を認識できるか 神をどのようにして認識するか 三位一体はどのようにして知られるか二 学としての神学、その可能性と特徴(第二問題)信仰と理性 学としての「聖なる教え」 神学と哲学 神学における言葉の問題 三 信仰をめぐる考察(第三問題)「信じる」という行為 信仰と帰依 普遍的信仰とは何か 神における「一と多」四 一と多の位相、或いは神学の哲学的背景(第四問題)一と多 二つの分類法 個体化の原理 質料・物体・場所五 学の区分と神学の位置づけ(第五問題)学術の区分 観照的学の区分 抽象と分離 二つの神的学六 学の方法と神学(第六問題)学知獲得における理性と知性 学知獲得における感覚と表象 学知の確証性の段階 神的形相の認識の問題七 「新しい神学」の構築に向かって付録 ボエティウス『三位一体論』 いかにして三位一体は一なる神であって三神ではないのか第二部 翻訳編トマス・アクイナス『ボエティウス「三位一体論」に寄せて』序ボエティウス『三位一体論』序文の註解第一問題 神的ことがらの認識について第二問題 神の認識の顕示について第三問題 信仰の推賞に関することがらについて第四問題 複数性の原因に関することがらについて第五問題 観照的学の区分について第六問題 ボエティウスが観照的諸学に掃属させている諸方法についてあとがき文献一覧※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。トマス・アクィナス1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/02/25
ページ数
545ページ

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