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山脇直司
【内容紹介・目次・著者略歴】新社会哲学とは、何よりも、「ポスト専門化」時代におけるトランス・ディシプリナリーな哲学と社会科学の統合態を意味している。著者は、社会認識の方法として、個人の存在を軽視する全体論(ホーリズム)も、アトミスティクな個人を暗黙に想定する個人主義も採らない。その代わりに、自己と他者と世界の了解がそれぞれ区別されつつも、切り離せないという前提の下、全体論的で対話論的で生成論的な「自己-他者-世界」了解を社会認識の中核に据える。社会科学のトランス・ディシプリナリーな基礎概念を再定式化し、公共世界という観点から政治と経済の世界を架橋する、現代自由学芸の騎士による新社会哲学宣言。【目次より】序第一部 社会理論の学問史的論考第一章 プレ専門化時代(一九世紀前半まで)の社会理論:その諸潮流の再構成第二章 専門化時代(一九世紀中葉から二〇世紀中葉)における社会諸科学と哲学:その再考第三章 ポスト専門化時代(二一世紀)の哲学と社会科学:その理念第二部 新社会哲学の論理とヴィジョン第四章 相関社会科学的問題群・基礎概念の定式化:社会科学基礎論の試み第五章 政治哲学の現代的再構想第六章 経済哲学の復権第七章 新社会哲学のアクチュアリティ注参考文献※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。山脇 直司1949年生まれ。哲学者。東京大学名誉教授。星槎大学学長。一橋大学経済学部卒業、上智大学大学院哲学研究科修士課程修了、ミュンヘン大学で哲学博士号を取得。専門は、公共哲学、社会思想史など。著書に、『ヨーロッパ社会思想史』『包括的社会哲学』『新社会哲学宣言』『経済の倫理学』『公共哲学とは何か』『社会福祉思想の革新』『グローカル公共哲学』『社会とどうかかわるか』『社会思想史を学ぶ』など、訳書に、ローベルト・シュペーマン、 ラインハルト・レーヴ『進化論の基盤を問う』P・コスロフスキ、フィリップ・クロイツァー、ラインハルト・レーヴ編『進化と自由』などがある。
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