ドイツ その起源と前史

ドイツ その起源と前史

三佐川亮宏

6,875円(税込)
クーポン利用で5,844円獲得する

【内容紹介・目次・著者略歴】前著『ドイツ史の始まり――中世ローマ帝国とドイツ人のエトノス生成』で割愛した、第一部と二部の間に位置する歴史的・言語史的考察。deutschという語の起源をめぐるグリム以来の学説史の整理、「ドイツ(語)」の前段階の「フォルクの言葉」という普通名詞に留まっていた初期の語法の網羅的検討を通じて、「三つの神聖言語」を頂点とする多言語国家としての大フランク帝国の実相に迫る。【目次より】はじめに第一章 ドイツ(deutsch)の起源 研究の現況と課題一 問題の所在二 語源、語義三 語形成四 theudisk / theodiscus / diutisk 語形成をめぐる言語史的・歴史学的議論五 「起源の偶像」第二章 ドイツ(deutsch)の前史 七八六年~九二〇年一 問題の所在二 theodiscus:七八六~八七六年(1):アルプス以北の語法三 theodiscus:七八六~八七六年(2):イタリアの語法四 theodiscusからteutonicusへ:八七六年五 theodiscusとteutonicus:八七六~九二〇年(1):西フランクとアングロ=サクソン六 theodiscusとteutonicus:八七六~九二〇年(2):東フランク七 ドイツ(deutsch)の前史第三章 『ザルツブルク大編年誌』九二〇年の項の「ドイツ人の王国」 中世盛期における「ドイツ王国成立論争」の始まり一 政治史の経過と各種史料の証言二 問題の所在三 研究史の批判的検証と同時代性の否定四 オットー『年代記』、『ザルツブルク大編年誌』、「オーストリア編年誌」(AGS)五 「アルヌルフの国王計画」と「ドイツ人の王国」あとがき付録(図表、地図、系図)注主要参考文献一覧※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。三佐川 亮宏1961年生まれ。西洋史学者。東海大学文学部歴史学科西洋史専攻教授。専門は、ドイツ中世史。北海道大学文学部史学科西洋史専攻卒業、同大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了、同大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程中途退学。文学博士。著書に、『ドイツ史の始まり』(日本学士院賞)『ドイツ その起源と前史』『紀元千年の皇帝―オットー三世とその時代』など、訳書に、コルヴァイのヴィドゥキント『ザクセン人の事績』などがある。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/02/25
ページ数
345ページ

この作品をシェアする

Xでポスト
閉じる
開く
一番お得なクーポン

クーポン利用で【15%OFF】5,844円(税込)で購入できる! 3回利用可能

スペシャル週末クーポン15%OFF

2024/11/24 23:59 まで獲得可能

クーポンを変更する