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近藤恒一
【内容紹介・目次・著者略歴】〈ことばの世話〉を重視するペトラルカの修辞学的対話は知情意の全てに訴える説得の術であった。その珠玉のことばは読者の内奥に強く響く。【目次より】まえがきペトラルカ原典表序論 西欧思想史と対話体文学の伝統はじめに一 対話体文学の伝統二 対話体文学の変質三 ルネサンス対話篇四 中世対話篇の歴史的背景五 対話体文学の新しい可能性六 ルネサンス対話篇の歴史的背景七 ペトラルカの場合I 修辞学的対話一 修辞学的伝統の再評価二 修辞学的伝統とペトラルカ三 ペトラルカと修辞学的文化の再生四 人間形成と理想的人間像五 フマニタスの人六 人間形成と文学教育七 「魂の世話」と「ことばの世話」八 修辞学的対話II 対話体文学論 『わが秘密』考はじめに一 『わが秘密』における対話の構造二 著作の背景と時期三 対話の人物四 アウグスティヌス像五 告白としての対話六 『わが秘密』とルネサンス対話篇おわりにIII 「真理」の光のもとに一 自己探究としての対話二 対話の構造と探究三 修辞学的対話四 「真理」の臨在五 「理解するために信じる」六 「自己自身を知れ」七 対話と愛八 対話の「場」おわりに追記IV 自叙伝と対話篇のあいだはじめに一 自叙伝のもくろみ 山頂の内省二 「嵐」と「港」三 未完の自伝 『後世の人に』四 内なる戦い 『わが秘密』五 倒錯せる意志六 書簡体「自伝」と対話体「告白」V ペトラルカとクザーヌスの対話篇はじめに一 執筆の動機と対話の設定二 対話の人物と対話の構造三 対話の人物と探究四 対話の構造と探究五 「一なる宗教」と宗教的寛容の思想六 〈告白としての対話〉と〈啓示としての対話〉VI ペトラルカ研究小史一 出会い二 研究ことはじめ三 研究史の反省的回顧四 原典へ五 研究の今後のために補遺 ペトラルカ関係邦語文献あとがき註※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。近藤 恒一1930年生まれ。イタリア文学者。東京学芸大学名誉教授。専門はルネサンス思想史・文芸史。広島大学大学院文学研究科(西洋哲学専攻)博士課程単位修得退学。文学博士。著書に、『ペトラルカ研究』(マルコ・ポーロ賞)『ルネサンス論の試み』『ペトラルカと対話体文学』『ペトラルカ 生涯と文学』など、訳書に、ペトラルカ『ルネサンス書簡集』エウジェーニオ・ガレン編『ルネサンス人』カンパネッラ『太陽の都』ペトラルカ『わが秘密』『ペトラルカ=ボッカッチョ往復書簡』ペトラルカ『無知について』ロレンツォ・ヴァッラ『快楽について』などがある。
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