神学大全33・34 第III部 第31問題~第37問題

神学大全33・34 第III部 第31問題~第37問題

トマス・アクィナス 稲垣良典

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【内容紹介・目次・著者略歴】13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部第31問題~第37問題を収録。キリスト教に関わる事柄を初学者のために論述した、西洋中世思想を代表する必読文献。本巻はキリストの生誕を扱う。ここでトマスの頭を占めているのは、歴史的イエス伝ではなく、受肉の教義、すなわち人となり給うた神という信仰の神秘である。幼な子イエスに関して提起された様々の問題を、諸々の教会会議や教父たちの教えにもとづいて正しく解決しようとする努力を通じ、人となり給うた神という信仰の神秘を可能なかぎり神学の言語で語ろうと試みる。【目次より】まえがき第三十一問題 救い主の懐胎について 質料の側に関して第一項 キリストの肉身はアダムに由来するものであったか ~ 第八項 キリストはアブラハムを通じて十分の一を納めたか第三十二問題 キリストの懐胎について 能動的根源に関して第一項 聖霊はキリストの懐胎の能動的根源であったか ~ 第四項 至福なる乙女はキリストの体の懐胎において何らかの能動的な役割を果したか第三十三問題 キリストの懐胎の様相と順序について第一項 キリストの体は懐胎の最初の瞬間において形成されたのであるか ~ 第四項 キリストの懐胎は自然的であったか第三十四問題 懐胎された子の完全性について第一項 キリストは彼の懐胎の最初の瞬間において恩寵によって聖化されたか ~ 第四項 キリストは彼の懐胎の最初の瞬間において完全な到達者であったか第三十五問題 キリストの誕生について第一項 誕生は自然本性あるいはペルソナのいずれに属することか ~ 第八項 キリストは適合な時に生まれたか第三十六問題 誕生したキリストの顕示について第一項 キリストの誕生は万人に明白であるべきであったか ~ 第八項 博士たちがキリストを礼拝し、崇敬するために来たのは適当であったか第三十七問題 キリストの割礼、および幼児キリストに関して守られたその他の律法の掟について第一項 キリストは割礼を受けるべきであったか ~ 第四項 神の母が清めのために神殿に行ったことは適当であったか訳者注解説 幼な子イエスをめぐる神学的問題※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。トマス・アクィナス1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/02/25
ページ数
279ページ

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