神学大全27 第III部 第9問題~第12問題

神学大全27 第III部 第9問題~第12問題

トマス・アクィナス 山田晶

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【内容紹介・目次・著者略歴】13世紀、聖書解釈や神学者の注解を体系的に集大成した全45巻からなる中世キリスト教神学の金字塔。第III部 第9問題~第12問題を収録。「受肉した言」としてのキリストにおいて、知とは何か。本冊ではキリストにおける「神の知」と「人の知」との関係が主題として考察される。トマスは、神性と人性は「混同されることなく、分離されることもなく」合一しているとしたカルケドン公会議の立場にたって、「神の知」と「人の知」が独立しつつ、関係を保つことの真の意味を明らかにする。詳細な訳注とともに、トマスは第1部と第2部で論じ尽くされた主題を、なぜ第3部で改めて論じたのかを明快に解いた訳者解説が、読者の理解を促す。【目次より】凡例第九問 キリストの知一般について第一項 キリストのうちには神の知以外にそれとは別の何らかの知があったか第二項 キリストのうちには至福者ないし把握者の知があったか第三項 キリストのうちには至福知のほかにそれとは別の賦与された知があるか第四項 キリストのうちには何らかの獲得された経験知があったか第一〇問 キリストの魂の至福知について第一項 キリストの魂は言ないし神の本質を完全に把握したか、また完全に把握しているか第二項 キリストの魂は言においてすべてを認識するか第三項 キリストの魂は言において無限を認識することができるか第四項 キリストの魂は他のいかなる被造物にもまさってより完全に言を見るか第一一問 キリストの魂の有する賦与知ないし注入知について第一項 キリストは賦与知ないし注入知によってすべてを認識したか第二項 キリストの魂は賦与知ないし注入知によって表象像に向うことなく知性認識することができたであろうか第三項 キリストの魂は賦与知ないし注入知を比較という仕方で得たか第四項 キリストにおける賦与知ないし注入知は天使におけるそれよりも小さかったか第五項 キリストにおける賦与知ないし注入知は習性知であったか第六項 キリストの魂に賦与された知は異なるいくつかの習性に区分されたか第―二問 キリストの魂の有する獲得された知、ないし経験知について第一項 キリストは獲得知ないし経験知によってすべてを認識したか第二項 キリストは獲得知ないし経験知において進歩したか第三項 キリストは何らかのことを人々から学んだか第四項 キリストは天使たちから知を受け取ったか人間キリストと真の人間 第三部「キリストの知」理解のための予備的考察あとがき※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。トマス・アクィナス1225頃~1274。スコラ学の代表的神学者。ドミニコ会士。アルベルトゥス・マグヌスに師事し、パリのドミニコ会神学校の学長を歴任した間に『神学大全』を完成した。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書
提供開始日
2022/02/25
ページ数
291ページ

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