競争と協調のジレンマ

競争と協調のジレンマ

著:伊神 満

550円(税込)
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ライバル企業と競争するだけでなく、お互いに得となるような協力関係を築く戦略は、一考の価値がある。しかし落とし穴も多い。そもそもライバル企業同士の協調は、談合・カルテルとして処罰されるリスクを伴う。そこで米国反トラスト法の違反事例をひも解きながら、合法的な協調戦略の可能性を探りたい。もう一つの落とし穴は、協力相手が将来強力なライバルに成長するリスクだ。この問題について豊富な示唆を与えてくれるのが、急速なイノベーションと首位交代が進んだ液晶パネル業界である。「お家芸」であった液晶分野で、なぜ日本メーカーは韓国・台湾企業に敗れたのか。産業経済学を専門とする筆者が、競争と協調の本質を明らかにする。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。

ジャンル
ビジネス
出版社
ダイヤモンド社
掲載誌/レーベル
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文
提供開始日
2022/1/19

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