
二〇一七年四月初旬、俳人の黛まどかさんは、総行程一四〇〇キロに及ぶ四国八十八か所巡礼に旅立った。全札所を徒歩で回る「歩き遍路」である。美しくも厳しい四国の山野を、施しを受け、ぼろ切れのようになりながら歩き継ぐ。倒れ込むようにして到着した宿では、懸命に日記を付け、俳句を作った。次々と訪れる不思議な出来事や奇跡的な出会い。お遍路の果てに黛さんがつかんだものとは。情報学者・西垣通氏との白熱の巡礼問答を収載。本文より――○つぎつぎと青きを踏んで遍路発つ○鐘ひとつ撞いて朧を広げたり○舞ふやうに吹かるるやうに夕蛍○道しるべ滴る山を指しにけり
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2025/3/31 23:59 まで有効
2017年4月桜が綻び始めた頃、著者は全行程
1,400㎞に及ぶ四国八十八ヶ所巡礼に旅立つ。
全札所を徒歩で回る「歩き遍路」。著者が挑むのはぶっ通しの「通し打ち」。美しくも厳しい四国の山野を剥き出し...
歩き遍路エッセイとしては良本。
著者が俳人と言うだけあって四国遍路の描写が上手い。
読んでいると、自分が過去に歩いた時を思い出し、楽しく読めた。
個人的には後半の質疑応答が要らなかった。
後半は著...
2017年(平成29年)とのことなのでもう7年も前になるが、東京新聞に連載されていて夢中になって読んだ。当時も毎日読みながら一緒にお遍路しているような不思議な感動があった。今回やっと新書化されたものを...