
狐族で唯一の黒狐である賛は、災いをもたらす存在として一族から忌み嫌われていた。ある日、人間に姿を見られてしまい、村からの追放を言い渡される賛。そんな中、凛とした声が響く――…。「嫁として俺のもとにこい。」そこには狐族の長、気高く美しい白狐・鼎の姿があった。呪われし黒狐を娶ると宣言した鼎の意図は一体――…? 一途で不器用な気高き狐族の長(白狐)×孤独な嫌われ者(黒狐)のすれ違う想いの行方は…?
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