年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く

年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く

井形慶子

1,650円(税込)
クーポン利用で495円獲得へ
1

50代で何かを始める前提は、それが好きなことか、やりたいことか。幼い頃から憧れだった、自分の店。世間的に早いとはいえないが、気力も活力もたっぷり残っている50代半ば、人気の町・吉祥寺で、英国で探し集めた服と雑貨の店を始めた。イメージは、イギリスの小さな町にある、衣類から本、食品までを扱う“よろず屋”。物件探し、リフォーム、仕入れ交渉、初めての接客……ひとつひとつクリアして、夢をかなえた。英国情報誌の編集長とかけもちのため、年34日だけの営業だが、「ここにしかない物に出会える」と、開店を心待ちにしている顧客も多い。愛すべき居場所を手に入れた《ときどき店主》が、忙しくも満ち足りた日々を綴る。何か始めたい、働き方を変えたい人の背中を押してくれる、50代の奮闘記。【本文より】物を売るだけでなく、イギリスの生活文化や風土までお客さんに届けたい。扱う商品のほとんどは、イギリスの小さな工房や個人の手仕事。商品を仕入れる時は、お客さん一人ひとりを思い浮かべる。店の一日は何もかもが非日常で、何年経っても開店前日はハラハラドキドキ。毎回、お店の最終日には、私も店で買い物をする。そこには、年を重ねてやっと見つけたものたちが、よそゆきの顔をして並んでいる。

ジャンル
趣味・実用
出版社
集英社
掲載誌/レーベル
集英社学芸単行本
提供開始日
2021/08/26

この作品をシェアする

閉じる
開く

クーポン利用で【70%OFF】495円(税込)で購入できる! 6回利用可能

初回ログインでもらえる70%OFFクーポン

2024/05/31 23:59 まで有効