聖なる血 下

聖なる血 下

マサダの遺跡崩壊の唯一の生き残りであるトミーは、ラスプーチンのもとで監禁生活を送っていた。いつか逃げだす日が訪れるのを待つものの、そんな機会はまったくない。トミーを手元に置きたいのはラスプーチンだけではなかった。永遠の生という呪いをかけられたユダも、トミーを欲していた。自分の同類である不死者に会いたいという気持ちもあるが、トミーの役割を知っているからというのが最大の理由だ。そして、預言の三人もトミーを捜していた。彼らは、トミーこそが〈最初の天使〉だと考えていて──。

ジャンル
文芸
出版社
オークラ出版
掲載誌/レーベル
マグノリアブックス
提供開始日
2021/08/20

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