台所のおと 新装版

台所のおと 新装版

幸田文

737円(税込)
クーポン利用で221円獲得へ
10

台所からきこえてくる音に病床から耳を澄ますうち、料理人の佐吉は妻のたてる音が変わったことに気付く。日々の暮らしを充たす音を介して通じ合う夫婦の様を描く「台所のおと」のほか、「濃紺」「草履」「雪もち」「食欲」「祝辞」「呼ばれる」「おきみやげ」「ひとり暮し」「あとでの話」を収録。鋭く繊細な感性が紡ぐ名作集。なにげない日々の暮しに 耳を澄ませ、目を配り、心を傾ける。透徹した感性が紡ぐ珠玉の短編集。女はそれぞれ 音をもっている とかくあやふやに流しがちな薄曇りの感情に 端然とした言葉をあてがい、作中人物に息を吹き込む。幸田文による人間観察の手つきについて考えていると、江戸川乱歩とのある対話が脳裏に浮かんできた。――平松洋子(解説より) 新装版に寄せて、青木奈緒によるエッセイも収録

ジャンル
文芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社文庫
提供開始日
2021/08/12

この作品をシェアする

閉じる
開く

クーポン利用で【70%OFF】221円(税込)で購入できる! 6回利用可能

初回ログインでもらえる70%OFFクーポン

2024/05/31 23:59 まで有効