初めて購入する作品ごとに1冊分コイン100%相当還元

チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史

チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史

トーマス・S・マラニー 著/比護遥 訳

4,950円(税込)
クーポン利用で3,712円獲得する

1%獲得

PayPayポイント45円相当内訳を見る
2

本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。目次謝辞序論そこにアルファベットはない第1章近代との不適合第2章中国語のパズル化第3章ラディカル・マシン第4章キーのないタイプライターをどう呼ぶか?第5章漢字圏の支配第6章QWERTYは死せり!QWERTY万歳!第7章タイピングの反乱結論中国語コンピューターの歴史と入力の時代へ訳者解説注索引

ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
提供開始日
2021/7/30

この作品をシェアする

Xでポスト
閉じる
開く
一番お得なクーポン

クーポン利用で【25%OFF】3,712円(税込)で購入できる! 4回利用可能

25%OFFスペシャルクーポン

2025/1/23 23:59 まで獲得可能

クーポンを変更する

レビュー

レビューコメント(5件)

  • 2021/8/9

     日本語は、ひらがな+カタカナ+漢字の表音文字と表意文字の組み合わせだ。
     読み慣れていないせいだが、英語の文章のアルファベットが並んでいるのを見ていると、ぱっと見で文全体の意味を把握できない。
     日...

    続きを読む
    Posted by ブクログ
  • 2023/4/20

    とっても真面目な技術の発展史。
    興味のあるところだけ拾い読みしました。
    それでもじゅうぶん楽しかったけど。

    一文字ずつ印字するタイプライターは
    表意文字である漢字には対応できない。
    それを可能にする...

    続きを読む
    Posted by ブクログ
  • 2021/12/25

    考えてみれば、漢字をタイプするのは簡単な作業ではない。和文タイプの存在を知っていたので、中国語タイプも同じようにあると思っていたが、ひらがな・カタカナ・常用漢字と、日常的に使う文字がある程度絞られてい...

    続きを読む
    Posted by ブクログ
他のレビューをもっと見る

あなたへおすすめ

[{"item_id":"A002668788","price":"4950"}]