騎士は初恋の姫君を逃がさない
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「エイリーン、今夜貴女を抱きます」元護衛騎士のパーシヴァルは、エルデール王国の第三王女エイリーンにそう告げた。かつての初恋の人との初夜。それは本来なら喜ばしいことのはずなのに、エイリーンはそれを喜ぶことができなかった。政略結婚のため隣国に差し出されたエイリーンは、一度は彼を捨てざるを得なかったのだ。憎いのなら、私を娶らなければよかったのに――

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