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アメリカの奴隷制を生きる

アメリカの奴隷制を生きる

この小さな本によって、アメリカの奴隷制が脚光を浴び、奴隷となっている何百万もの私の同胞が救出されるうれしい日が早く来ることを真剣に心より願い、私の小さな努力が成功するように、真実と愛と正義の力を固く信じつつ、この聖なる大義に新たに自分を捧げると厳粛に誓って、ここに署名する。    フレデリック・ダグラス マサチューセッツ州リンにて     一八四五年四月二八日奴隷として生まれ、独学で読み書きを覚えた過酷な半生を描く! 19 世紀前半の20 年間、「人間性」を破壊する奴隷制に抗って生き、ついに逃亡に成功するまでの、ダグラスが「人間として生きた」苦難の道のり。 本書は、ダグラスをはじめとする「奴隷」たちばかりか、「奴隷」を所有する人々をも浮き彫りにして、「奴隷制」の本質を描き出す貴重な記録でもある。 19 世紀半ばに書かれながら、今でもアメリカで多くの人々に読み継がれるのは「人間として生きる」ことが、洋の東西を問わず、現在でも切実な問題であり、常に問われているからだろう。

ジャンル
ノンフィクション
出版社
彩流社
提供開始日
2021/4/2

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レビュー

レビューコメント(4件)

  • 2021/2/13

    奴隷制を奴隷としての立場だけでなく、奴隷を人間ではなく""財産""として所有する奴隷所有者の立場からも考察する、奴隷解放運動に携わり、かつて奴隷であったダグラスの自伝である。
    奴隷の非人間的な生活実態...

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    Posted by ブクログ
  • 2023/6/21

    筆者のフレデリック・ダグラスは1818年生まれで、1895年の70代半ばまで生きた人である。彼は奴隷として生まれ、奴隷として暮らしたが、20歳のときに逃亡に成功した。彼は自伝を3冊書いているが、本書は...

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    Posted by ブクログ
  • 2022/8/6

    奴隷制の実態をフレデリックの体験談から物語のようにスラスラと読め知ることができた
    優しかった人間も簡単に豹変してしまう社会の風潮や空気が怖い
    自らの罪悪感を消すため宗教に頼り自分を正当化し更に残虐性に...

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    Posted by ブクログ
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