ローマ史再考 なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか

ローマ史再考 なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか

田中 創(著)

1,309円(税込)
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西欧中心のローマ史観を根底からくつがえす「ローマ史は五賢帝時代がピークで、あとは下降線」。世界史を学んだ人が抱くこんなイメージは、18世紀イギリスの歴史家エドワード・ギボンが印象的に描き出したもので、日本にも広く知れ渡っている。しかしそろそろこうした「西ヨーロッパ中心主義」を解体する時期ではないか――期待の俊英が、ローマが2000年続いたのは東側に機能的な首都・コンスタンティノープルを作ったからだとし、勅令や教会史に現れる「儀礼を中心とした諸都市の連合体」としてのローマ帝国像を生き生きと描き出す。コンスタンティヌス帝やユスティニアヌス帝ら「専制君主」とされる皇帝たちは、本当は何に心を砕いていたのか? 最新研究を踏まえた驚きの古代史![目次]はじめに第一章  コンスタンティノープル建都第二章  元老院の拡大――コンスタンティヌスの発展的継承第三章  移動する軍人皇帝の終焉第四章  儀礼の舞台――変容する皇帝像第五章  合意形成の場としての都第六章  都の歴史を奪っておわりに

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ジャンル
学術・学芸
出版社
NHK出版
掲載誌/レーベル
NHKブックス
提供開始日
2021/3/31

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レビュー

レビューコメント(5件)

  • 2020/9/28

    コンスタンティノープルはいかにして「首都」となっていったのか――その建設から7世紀までを扱う。

    伝説で語られがちなコンスタンティヌス大帝とコンスタンティノープルの関係だが実態はどうだったのか。キリス...

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    Posted by ブクログ
  • 2023/9/23

    ローマ帝国の中心が、何故、いつから東へと移り、西ローマは滅びたのか不思議に思っていた。西ローマはイタリアとガリアの統一が上手くいかず、僭称皇帝の乱立が続いたことから東ローマが介入せざるを得ず、結果皇帝...

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    Posted by ブクログ
  • 2021/11/10

    3世紀から10世紀までの西洋史は空白といってよいのではないかと思う。その前半期間を本書は取り扱っているが、コンスタンチノープルが「第二のローマ」として認識されていく過程が詳述されていて、非常に興味深い...

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    Posted by ブクログ
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