【最新刊】エラスムス=トマス・モア往復書簡

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レビューコメント
- エラスムス=トマ...
一司祭の私生児として生まれ身寄りなくロッテルダムからほぼひとりで人生を切り開かねばならなかったエラスムス、ロンドンの名家に生まれエリート教育を受けて育ったトマス・モア。北方ルネサンスの二大巨星と仰がれ...
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「ユートピア」の著者と「痴愚神礼賛」の著者である二人の人文主義者の書簡。人文主義者同士の書簡、さぞ高邁なことが書いてあるのかと思いきや、他人に対する厳しい批判、愚痴などかなり俗的な事が書かれているのは...
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表紙の右がエラスムスで、左の青髯がモア。エラスムスの方が九つほど年上だけれども、お互いへの尊敬の思いが感じられる往復書簡。モアが誰かにキレて論争を拡大させようとするとエラスムスが、「まああいつも僕の友...
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高田康成のあとがきにある通り、沓掛良彦のラテン語からの日本語への流暢な訳に大喝采です。 この往復書簡は、辛辣なところもあり、書簡集の魅力満載。
- エラスムス=トマ...
16世紀を代表する人文学者の二人の書簡集。それがまた噂話と愚痴ばかり。平和主義者で戦争や虐殺を扇動することもなく、ユーモアあふれる作品を書いた二人も書簡ではあまり立派な感じはしない。いろんな古典作品が...
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