万葉集講義 最古の歌集の素顔

万葉集講義 最古の歌集の素顔

上野誠 著

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奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など四五一六首を収める『万葉集』。歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚がおもな作者だ。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含む。幅広い階層が詠んだ、きわめて日本的な「国民文学」のイメージで語られるが、それははたして妥当か。古代日本が範を仰いだ中国の詩文の色濃い影響をどう見るべきか。代表的な歌々を紹介・解説しつつ、現存最古の歌集の実像を明らかにする。

ジャンル
文芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公新書
提供開始日
2021/02/12

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