
兄帰る
彼は帰ってきた。遺骨となって…。失踪した男は何を想い、何を背負っていたのか…。婚約者と家族たちは、数少ない遺品を頼り、失踪時の足跡をたどっていく。そして、たどり着いた真実とは────。「あなたにとって私は…、一番の女でしたか?」 女として男として、家族として…、人の心の機微を丁寧に描き抜いた名作が、新装復刊! 【目次】 1、三年の空白 2、追跡 3、裏切り 4、ダブルキャスト 5、忘れる… 6、蝶の影(前編) 7、蝶の影(後編) 8、路地の家 9、許す日
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失踪したしばらく後、事故で亡くなった婚約者の足どりを追う。死んでしまった人の気持ちはわからないけれど、残された痕跡から材料を探し、許すという気持ちを導き出すことで、生きている人は救われる。
近藤ようこの「正しい答えを出してくれる賢人がいない世界。つかみどころのない明るいグルーゾーン」の作品