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池田清彦
「健康も安全も何が最善かを決められるのは自分だけです」「不良老人」こそ「今」を楽しんで幸せになれる『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦が説く、賢くしたたかに老後を生き抜く知恵と教養世の中の人がとりわけ騙されやすいテーマが、「安全」「健康」「環境」だ。これらは不安を煽りやすいので、政治権力者が国民を騙す際の格好の大義名分として利用されるからだ。新型コロナウイルス関連の情報や、長生きしようと煽るのはその典型で、例えばがん検診や健康診断を強制するのも、すべて「健康」を口実に利権を得るためでしかない。こうした情報に振り回されるのはもうやめにしませんか?若い頃の健康を取り戻したくてさまざまなものに手を出し、投資し、踊らされるのは、むしろ不健康なことです。アフターコロナの時代にさまざまな価値観が見直されるなか、高齢者が実践すべき「新しい日常」とは?「生物学的に正しい老後の生き方」を提示し、世の「正論」や「欺瞞」に踊らされることなく、賢くしたたかに老後を生き抜く心構えとライフスタイルを指南する。「権力に従順でいるだけでは豊かな老後は過ごせない。大事なのは何が最善であるかを自分の頭で考えて、自分で決める、ということだ。権力を持つ者に言わせればそんな老人は「不良」なのだろうが、本当は「不良老人」こそが幸せなのだ。」(本書「はじめに」より)◎新型コロナワクチンはリスクが大きすぎ◎健康診断は受けてもしょうがない◎「めんどくさい」も長寿につながる◎長生きを目標にすると人生はつまらない◎何を食べても寿命はそんなに変わらない◎やたらと医者に行くのは無駄である◎早期発見が必要じゃないがんもある◎60を超えたらマイナーな趣味を選ぶ◎90歳以上はボケているのが「正常」◎テクノロジーに頼ればボケても安心…etc
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