戦艦武蔵 忘れられた巨艦の航跡

戦艦武蔵 忘れられた巨艦の航跡

一ノ瀬俊也 著

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二〇一五年、戦艦武蔵がフィリピン沖海底で発見され、世界の注目を集めた。だが、太平洋戦争中の一九四二年に完成し、四四年のレイテ沖海戦で撃沈された武蔵は、敗戦後、長きにわたり半ば忘れられた存在だった。姉妹艦の大和が一貫して脚光を浴び、戦記や映画、アニメなどで繰り返し描かれたのとは対照的である。両者の差はどこから生まれたのか。建造から沈没までの軌跡を追い、さらには戦後日本の戦争観の変遷をたどる。

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ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公新書
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