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桶谷秀昭
敗戦から75年、戦後はまだ終わっていない!昭和改元、マルクス主義と国体論の台頭、二・二六事件、日華事変、日米開戦、そして敗戦――激動の昭和前史の記憶を風化させないために毎日出版文化賞受賞の名著、待望の復刊!<解説:長谷川三千子(埼玉大学名誉教授)>この作品のうちに、ただひたすら没入し、沈潜し、そこにひびく静かな旋律に耳をかたむける……。するとそこから、現在のわれわれが何を失つてしまつたのかが、自ら明らかになつてくるであらう。その喪失を、とことん腹の底から思ひ知ること以外に、日本の再生への道はない。令和の御代のはじまつたばかりの今、この『昭和精神史』こそは、あらためて広く読まれるべき本である。 ――解説より【目次】第 一 章 昭和改元第 二 章 革命支那と昭和日本第 三 章 感覚的純粋人と思想的純粋人第 四 章 革命と国家第 五 章 橘孝三郎 中野藤作 中野重治第 六 章 モダニズム第 七 章 言霊とイロニイ第 八 章 雪ふる朝 北一輝と青年将校(一)第 九 章 あを雲の涯 北一輝と青年将校(二)第 十 章 「支那事変」と文学第十一章 戦争の文化体験第十二章 『ぼく東綺譚』と『雪国』第十三章 新体制と皇紀二千六百年 日本文化の世界構想第十四章 日米開戦と近代の超克第十五章 南溟の果て第十六章 大東亜共栄圏第十七章 汪兆銘和平運動の悲劇第十八章 最後の出撃第十九章 降伏と被占領の間第二十章 春城草木深し
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2024/12/31 23:59 まで有効