日本書紀(下)

日本書紀(下)

井上光貞 監訳/笹山晴生 訳

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わが国最初の正史。720年(養老4年)5月、舎人親王らが完成させた。神代から持統天皇の代までを漢文で編年体で記す。30巻。添えられた系図一巻は散逸。六国史の第一で、『日本紀』とも呼ばれ、『古事記』と併せて「記紀」という。しかし編集に使われた資料は『古事記』のように特定の帝紀や旧辞だけでなく、諸氏や地方の伝承、寺院の縁起、朝鮮や中国の歴史書なども参照している。下巻は、継体天皇(巻第十七)~持統天皇(巻第三十)を収録。六世紀から七世紀にいたる時代。中国・朝鮮半島からの制度・文物の流入により、天皇を中心とした国家的統一が完成する。巻末寄稿・『日本書紀』と史実とのあいだ  大津 透

ジャンル
学術・学芸
出版社
中央公論新社
掲載誌/レーベル
中公文庫
提供開始日
2020/07/31

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