山に立つ神と仏 柱立てと懸造の心性史

山に立つ神と仏 柱立てと懸造の心性史

松崎照明

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柱を立てるとはどういう行為だったのか。神を祀り天と地の通路を探った古代人の憧憬は、高く太い柱を求め、やがて神仏の近くへと山に分け入っていく。山中に見出される聖なる岩座、そこに建てられる堂舎は懸造と呼ばれ、人々が観音や権現に伏し、籠もり、苦修錬行する拝所となる。岩、岩窟、湧水に神仏を感じ霊験を求める日本人、形としての山岳建築に、浄所への畏敬と崇拝の心性を読む。

ジャンル
学術・学芸
出版社
講談社/文芸
掲載誌/レーベル
講談社選書メチエ
提供開始日
2020/5/13

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