サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する

著者:梯久美子

1,870円(税込)

本作品についてクーポン等の割引施策・PayPayボーナスライト付与の施策を行う予定があります。また毎週金土日曜日にオトクな施策を実施中です。詳しくはこちらをご確認ください。

    かつて、この国には“国境線観光”があった。樺太/サハリン、旧名サガレン。何度も国境線が引き直された境界の島だ。大日本帝国時代には、陸の“国境線”を観に、北原白秋や林芙美子らも訪れた。また、宮沢賢治は妹トシが死んだ翌年、その魂を求めてサガレンを訪れ、名詩を残している。他にもチェーホフや斎藤茂吉など、この地を旅した者は多い。いったい何が彼らを惹きつけたのか?多くの日本人に忘れられた島。その記憶は、鉄路が刻んでいた。賢治の行程をたどりつつ、昭和史の縮図をゆく。文学、歴史、鉄道、そして作家の業。すべてを盛り込んだ新たな紀行作品!歴史の地層の上を走り続けた、旅の軌跡――。「本書での二度のサハリン行きのあと、私はまたサハリンに旅をした。(中略)この島の吸引力は強く、この先も繰り返し訪ねる予感がしている。この地で生きて死んだ人たちの声を聴くことは、おそらくこれからの私のテーマになるだろう。」(「あとがき」より)【目次】第一部 寝台急行、北へ 一 歴史の地層の上を走る 二 林芙美子の樺太 三 ツンドラ饅頭とロシアパン 四 国境を越えた恋人たち 五 北緯五〇度線のむこう 六 廃線探索と鉱山王 七 ニブフの口琴に揺られて第二部 「賢治の樺太」をゆく 一 「ヒロヒト岬」から廃工場へ 二 賢治が乗った泊栄線 三 「青森挽歌」の謎 四 移動する文学 五 大日本帝国、最果ての駅へ 六 オホーツクの浜辺で 七 チェーホフのサハリン、賢治の樺太 八 白鳥湖の謎 九 光の中を走る汽車 十 すきとおったサガレンの夏あとがき主要参考文献一覧

    続きを読む

    レビュー

    • 2020/09/21Posted by ブクログ

      サハリン旅行記。
      前半は林芙美子の著書をベースにしながら
      サハリンの鉄道旅行を。
      後半は宮沢賢治の著書をベースにしながら
      賢治の足跡を辿るというテーマ。

      日露間の戦争や侵略の舞台となったサハリンなの...

      続きを読む
    • 2020/09/12Posted by ブクログ

      茫茫の平野くだりて
      サガレンの潮香かぎし女
      月蛾の街にはいり来たれり

      白き夜を
      月蛾歌わず
      耳環のみふるえたり

      ああ
      十文字愛憎の底にして
      石家荘
      沈みゆくなり

      大学のとき、所属していた男声合唱...

      続きを読む
    • 2020/06/08Posted by ブクログ

      樺太、サハリンの旧名サガレン。現在はロシア領。林芙美子や宮沢賢治が旅した地。多くの日本人に忘れられた土地を探訪した旅。

      梯久美子さんの新作ということで強く期待して手に取ってみました。

      第一部「寝台...

      続きを読む
    開く
    [{"item_id":"A002367614","price":"1870"}]

    セーフモード