【最新刊】オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側

オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側

後藤逸郎

880円(税込)

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    新型コロナウイルスの流行で、迷走に迷走を重ねた挙句、東京オリンピックの延期が決定した。国際オリンピック委員会(IOC)がぎりぎりまで延期を口にしなかったのは、秋になるとアメリカでアメリカン・フットボールやバスケットといった人気スポーツが始まるので、テレビ局の放送日程がとれないからだという。オリンピックは世界中の国が集まって行う「スポーツの祭典」「平和の祭典」であり、そのため開催国では巨額の税金を注ぎ込む。それがアメリカのテレビ局の都合で左右されていいのか。本書は、オリンピックが「スポーツの祭典」から、単なる巨大なスポーツ興行へと変わってしまった軌跡を丹念に追う。とくにテレビの放送権料という金の卵を産む鶏の存在が、IOCをいかに変えたのかを検証する。では、開催国の日本は一方的な被害者なのか。そんなことはない。オリンピックを錦の御旗に、あらゆる強引な手法が駆使された結果、東京都心で最後に残った閑静な地域、神宮外苑は再開発されることになった。その巨大な利権に群がったのは誰か。再開発地域にあった都営アパートは取り壊され、長年住んできた住民たちは移転させられた。「国策に協力する」という名目で……。このような東京五輪の暗黒面が新聞で報じられることはない。なぜなら、新聞もオリンピックのスポンサーなのだから。世界中がオリンピックが巻き起こす札束の嵐に巻き込まれている。しかし、忘れてはいけない。そのカネはすべて我々の税金なのだ。一年延期で胸をなでおろしている場合ではない。延期の場合、中止よりもさらに巨額の公費が投入されるのだ。

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    提供開始日
    2020/04/20
    連載誌/レーベル
    文春新書

    レビュー

    • 2020/07/01Posted by ブクログ

      ザハ氏のデザイン、エンブレムの盗作、ブラックボランティア・・。何かと胡散臭い問題つきまとう「東京2020」だが、この本では扱うのはお金の問題。怪しさいっぱいのIOC。招致した側も十分汚い。犠牲者は競技...

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    • 2020/05/31Posted by ブクログ

      IOCのこと、放映権料のことなど。IOCがある市は、非営利組織に対する報酬や財務に緩いところがあり、資料燃やしちゃいました、がまかり通るらしい。平和の祭典の裏側では、莫大なお金が動きまくる不透明な側面...

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    • 2020/03/11Posted by ブクログ

      【平和の祭典の裏で蠢く五輪貴族たちの錬金術】オリンピックで得をするのは誰か? 開催都市は施設建設に巨額の予算を持って行かれ、TV局も高騰する放送権料に青息吐息なのに…。

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