朝八時。イベント会社で働く三崎舞夏は、出張のために来ていた東京駅の人混みの中に同僚一色冬歌の顔を見つける。会いたいという感情には、なにか特殊な識別能力があるのだとしか思えない。パンとおにぎり。甘いカフェラテと、熱いカフェラテ。いつものやりとりの中に、少しずつ増えていくふたりだけの約束。本編では描かれていない、冬歌と舞夏が付き合うまで、そして付き合ってからの物語を6編収録しました。憂鬱はなずの月曜日も(たぶん)ハッピーになる、小説「Monday」シリーズ番外編。【いつもとちがう月曜日】 1. But First, Coffee『肩を貸す』2. Don’t Know The First About It『誕生日を祝う』3. My First Concern『初めての朝を過ごす』4. First or Last『初めての朝をやり直す』5. Be The First To Love『手をつなぐ』6. First Thing I Know『見つめ合う』