イベント会社に入社してから四年が経ち、もうそろそろ中堅を名乗ってもよいのかどうか、と最近よく考える一色冬歌。配属された日からずっと後ろを追いかけていた先輩・三崎舞夏は今年からディレクターに昇進していた。担当している仕事もほとんどチーフという立場で回すようになってきたここ数年、舞夏との接点はどんどん減っていく一方。だけど、いつまでも舞夏の後輩でいたい。ともだちにはなれないかもしれないね、でもいいコンビにはなれるかも。そう言い合った神戸出張の夜からは、立場も距離感も少しだけ変わったふたり。このままずっと、仲良しの先輩後輩の関係ではいられないかもしれないーー。憂鬱はなずの月曜日も(たぶん)ハッピーになる、小説『Monday』シリーズ第2弾。《会社に行かない月曜日》 1.Just In The Middle『イコールな誘惑』2.Perfect Mistake『パレートな展望』3.Summer Morning Tune『夏に最適な朝』4.Once In A Lifetime『雨のドライブ』5.Vivid Modulation『五年目のねぎらい』6.Something You Don’t Know『わたしと先輩』7.Something You Already Know『私と後輩』8.Rain or Shine『リピートする恋情』