死ねない時代の哲学

村上陽一郎

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    自分の死に方を自分で決めなければならない。科学史の泰斗が最大の難問を考える。医療が進歩し、人生の終わりが引き延ばされるようになったことで、私たちは自分の死について具体的に考えなければいけなくなっている。自分の人生をどう終わらせるのか--歴史上はじめて、私たちはこうした問いに答えなければならなくなったのだ。著者は、まず、私たちが、なぜ死ねなくなったのかを教えてくれる。近代医学の歴史が実は浅いこと。医療の進歩が医者と患者の関係を変えたこと。そして「健康」のあり方が変わってきたこと。その上で、私たちの「死生観」の移り変わりを追う。中世、江戸時代、そして日本と西洋で、死はどう考えられてきたのか。それが、どのように変わってきたのか。に対する考え方はどう変わったのか。そして安楽死・尊厳死について考える。オランダなどで安楽死が認められるまでに、いくつもの事件があり、社会的な議論があった。日本でも数十年にわたって議論が続いている。そうした経緯を踏まえ、残された人、医療関係者の思いにも目配りしつつ、私たちは死を自己決定することができるのか、考えを深める。最後に、死を準備するときの心構えについて述べている。死を思えるのは人間だけ。死を選べる社会となったいま、私たちはどのようにして死を考えたらいいのか。心の道しるべを示してくれる。これまで医療や死について長年、思索を深めてきた著者が、読者と一緒に、人生の終わり方について考えるとき、わきまえておくべきことを、丁寧に伝える一冊。

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    レビュー

    レビューコメント(3件)
    • 2021/03/16

      日本の死生観の歴史、「遠い親戚症候群」、安楽死の法制化、医療リソース、新生児医療、やまゆり園事件、著者自身の体験などさまざまなことを取り上げ、死や生について書かれている。

      国内外のさまざまな安楽死に...

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      Posted by ブクログ
    • 2020/03/26

      父は1年半ほど入院して亡くなった。母は入院して2ヶ月でなくなった。父は少しずつ意識が薄らいでいき、母が亡くなったのを聞いて、その2週間後に89歳の誕生日に逝った。母は、病院で何が起こっていたのかよく分...

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      Posted by ブクログ
    • 2020/02/17

      【いま私たちの死生観が問われている】世界有数の長寿社会となったことで日本人はどのような死を望むのかを問われるようになった。科学哲学の泰斗が考える死の迎え方とは。

      Posted by ブクログ
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