法の原理 ──自然法と政治的な法の原理

法の原理 ──自然法と政治的な法の原理

トマス・ホッブズ/高野清弘

1,540円(税込)
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「人間の本性とはなんであるか、政治体とはなんであるか、また、いわゆる法とはなんであるか」。1640年に発表された最初の政治理論で、ホッブズはこれらの問いに答える。人間本性の分析を通して描き出される、自然状態=戦争状態。そこから脱する政治体として、選ばれるべきものは何か──。大著『リヴァイアサン』へと発展する議論の核心は、本書のうちに用意されているといってよい。イングランドが政治的混乱に見舞われるなか、ホッブズの願いは、自らの学説によって人々に平和への指針を示すことにあった。「ホッブズ哲学の最良の展開の一つ」と評される作品を、達意の訳文と充実した訳注でおくる。

ジャンル
ビジネス
出版社
筑摩書房
掲載誌/レーベル
ちくま学芸文庫
提供開始日
2020/02/14

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