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高橋順子
この世のみちづれとなった、詩人と小説家。起伏に富んだ夫婦の日々を描いて講談社エッセイ賞を受賞した名随想。「もし、こんな男でよければ、どうかこの世のみちづれにして下され。」四十八歳の風変わりな私小説作家の求愛を受け入れた四十九歳の詩人。強迫神経症、「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞受賞、訴訟、カブトムシ愛、四国遍路、二人での句会、そして不意の死別。起伏に富んだ夫婦の日々を至純の筆致で描き、高い評価を得た回想記。文庫版特典として、著者の講演「詩と小説の間――夫・車谷長吉とともに」を収録。解説・角田光代※この電子書籍は2017年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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