LOONSHOTS<ルーンショット> クレイジーを最高のイノベーションにする

著:サフィ・バーコール 解説:米倉誠一郎 訳:三木俊哉

2,200円(税込)

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    ルーンショットとは、「誰からも相手にされず、クレイジーと思われるが、実は世の中を変えるような画期的アイデアやプロジェクト」を指します。斬新なアイデア(ルーンショット)を次々と生み出していた組織が、ある時期から突然、そうしたアイデアを逆に潰すようになってしまう。企業ではよくある変化です。その原因は、どこにあるのか。物理学者でバイオベンチャー起業家でもある著者のサフィ・バーコールは、熱力学の「相転移(そうてんい)」の考え方を用いてこの集団行動の謎をひも解きます。水の分子は常温(液体の「相(そう)」)だと活発に動き回りますが、氷点下になると氷(固体の「相(そう)」)になり、動きを止めて整列します。つまり、摂氏0度を境に「相」が変わるわけです。そのことを相転移と言います。相転移の要因は、温度です。相が転移すると分子の振る舞いが一変します。組織も同じように、いくつかの要因(水の場合の「温度」に相当する)によって、「ルーンショットの相」から「斬新なアイデアを潰す相」へと「相」が転移し、組織メンバーの振る舞いが一変します(水分子の振る舞いが一変したように)。実は、相転移が見られるのは、水などの物質や企業だけでなく、戦争、テロ、ロックコンサート、渋滞、火災など、様々な現象に現れます。「相転移の科学」がすばらしいのは、相転移を引き起こす要因がわかれば、相転移が起きる時期の予測や、転移の防止が可能になることです。本書では、人の組織の相転移と、その制御方法をわかりやく解説しています。

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