【最新刊】キッドの運命

本作品についてクーポン等の割引施策・PayPayボーナスライト付与の施策を行う予定があります。また毎週金・土・日曜日にお得な施策を実施中です。詳しくはこちらをご確認ください。
すぐそこにある未来は、こんな奇妙なものかもしれない。廃墟化した高層マンションの老人が消えるわけ。汎用型AIが人を超えた時に起こる異変。アグリビジネスから逃れた種の行き先――。『小さいおうち』『長いお別れ』の著者が贈る、初の近未来小説。○とつぜんあの女があらわれた日は、雷鳴が鳴り響き、雹がばらばら降った日だった。しかも、あろうことか彼女は海からやってきたのだ。ドーニを一人で操縦して――「キッドの運命」○十四歳のミラは、東洋人の祖母が暮らす田舎で夏休みを過ごす。おばあさんばかりがいるその集落には、ある秘密があって――「種の名前」○人工多能性幹細胞から作った子宮? ぼくは、寝起きの顔をぶん殴られたような衝撃を受けた――「赤ちゃん泥棒」 他、全6編。
レビュー
- キッドの運命Posted by ブクログいいね 0
近未来のあるある物語だ。最初の2話は、なにかしらよく分からないまま読んでしまったが、3話以降を読み進めるほどに「なるほど」と、それがしは感心しきりであった。『種の名前』では、おばあちゃんたちのコミュー...
続きを読む - キッドの運命Posted by ブクログいいね 0
何十年後かの「輝かしい未来」を圧倒的な筆力で描く。ありそうで、膝をたたいて笑いながら読んでいたら、やがてだんだん怖くなってくる6篇。どれも怖いですが、「ふたたび自然に戻るとき」、「ベンジャミン」はきつ...
続きを読む - キッドの運命Posted by ブクログいいね 0
近未来が舞台のお話。非現実的のようでいて、今この時間の続きに確かに有るような時間を覗き見た。
中島さんは、わからなくても本筋に支障はない遊び心をちょいちょい散りばめている。
きっと気づかずにいることは...続きを読む