反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー

著:ジェームズ・C・スコット 訳:立木勝

4,180円(税込)

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    「ある感覚が要求してくる――わたしたちが定住し、穀物を栽培し、家畜を育てながら、現在国家とよんでいる新奇な制度によって支配される「臣民」となった経緯を知るために、深層史(ディープヒストリー)を探れ、と…」ティグリス=ユーフラテス川の流域に国家が生まれたのが、穀物栽培と定住が始まってから4000年以上もあとだったのはなぜだろうか? 著者は「ホモ・サピエンスは待ちかねたように腰を落ち着けて永住し、数十万年におよぶ移動と周期的転居の生活を喜んで終わらせた」のではないと論じる。キーワードは動植物、人間の〈飼い馴らし〉だ。それは「動植物の遺伝子構造と形態を変えてしまった。非常に人工的な環境が生まれ、そこにダーウィン的な選択圧が働いて、新しい適応が進んだ…人類もまた狭い空間への閉じこめによって、過密状態によって、身体活動や社会組織のパターンの変化によって、飼い馴らされてきた」最初期の国家で非エリート層にのしかかった負担とは? 国家形成における穀物の役割とは? 農業国家による強制の手法と、その脆弱さとは? 考古学、人類学などの最新成果をもとに、壮大な仮説を提示する。

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    • 2020/02/08Posted by ブクログ

      課税作物としての穀物の優位性に、収穫時期が決まってるってのが大きいのに膝ポン。いつでも収穫できる豆類とかに比べて、たしかに「脱税」もしにくいわな。
      初期国家というか文明の台頭期に焦点が当たってて、もち...

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    • 2020/01/24Posted by ブクログ

      人類文明の歴史をこういう角度から見通すとは、面白い。国家や文明に馴化、適応させられたのが現代人というのは正しい指摘かも。文明側から恣意的に「野蛮」に分類されてきた人々の多くが、実は文明側から自由になっ...

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