愛は薄氷のうえに

愛は薄氷のうえに

あなたの記憶が戻る前に、この愛が本物だと伝えたい。 エレナは意を決し、スペイン富豪カレブの会社を訪れた。カレブとは大学時代に出会い、激しく惹かれ合いながらも、予測不能で奔放な彼との恋が一時の情熱で終わると思うと、怖くなって自分のほうから逃げ出してしまったのだった。この心は、あれからもずっとカレブを求めてきた……。そして今、仕事の協力を願いにやってきたが、再会したカレブは取りつくしまもなく、彼女の望みを拒絶した。その直後、あきらめず会社の前に立つエレナに気づき、追い払おうと道路に踏み出した瞬間、彼はバイクにはねられてしまう。病院で目を覚ましたカレブは、エレナとのすべての記憶を失っていた! ■付き添いのエレナが誰かもわからないまま、カレブは本能に導かれるように彼女の唇をむさぼります。一縷の望みを抱いたエレナは、精いっぱい看護することで愛と真心を伝え、彼が自分との記憶を取り戻したときに、気持ちまで変えてくれることを願いますが……。

ジャンル
ハーレクイン小説
出版社
ハーレクイン
提供開始日
2019/09/12

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