どうかこの声が、あなたに届きますように

浅葉なつ

743円(税込)

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    地下アイドル時代、心身に深い傷を負い、鎌倉の祖母のもとでひっそりと生活を送っていた20歳の小松奈々子。そこに突然現れたラジオ局のディレクター黒木から、番組アシスタントにスカウトされる。初日の生放送は、後に「伝説の十秒回」と呼ばれる神回となり、かつてラジオ界で絶大な人気を誇ったパーソナリティの片鱗を感じさせるものだった……!?大食いのアナウンサー、演じるキャラに疲れている女性芸人、売れっ子のオネェタレント…。様々な仲間に囲まれ、時に黒木と罵り合いながら、奈々子はラジオの世界に向き合っていく。それは自身の傷や、過去とも対峙しなければならなかったが、奈々子が生き直そうと決めた「小松夏海」の存在は、次第に黒木たちをも巻き込んで、確かなムーブメントとなっていく。そしてその言葉は、子どものできない夫婦や、大人になることの意味を考える高校生など、切実な日々を生きるリスナーたちの、ほんのわずかな未来を動かし始めていた。「いいか小松、ラジオにはテレビやネット動画と違って映像がない。映像という明確なものがない分、リスナーはそれを補って想像する。そうして頭の中で想像されたものは、誰にも否定されないし奪えない。だから想像させろ。リスナーに、姿の見えないお前を想像させるんだ」(本文より引用)ラジオの魅力と、傷を抱えた人々が織り成す、あたたかな小気味よさあふれる物語。150万部を突破した『神様の御用人』著者、浅葉なつの書き下ろし長編!

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    レビュー

    • ネタバレ
      2019/09/11Posted by ブクログ

      この内容にはネタバレが含まれています
    • 2020/02/14Posted by ブクログ

      泣いたー。
      もうね、電車で読んでたのでヤバイヤバイ。
      これは良い話だなあ。めっちゃ好き。

      全体としては一人の女性の再生の物語なんだけど、ラジオと言う媒体の特性を生かして伝えること、伝えられる言葉、の...

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    • 2020/04/11Posted by ブクログ

      ラジオは声しかない。

      それは一見情報量が少ないように思えるが、
      映像がない分声に乗せる想いが届きやすい

      リスナーは独りで孤独なのかもしれない
      自分という存在を認めて欲しくてラジオに耳を傾けているか...

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