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中川右介
国民的マンガ『ドラえもん』。この有名すぎるマンガの裏には、現代社会を予見したかのようなテーマが隠されている。藤子・F・不二雄が描いた人間ドラマは、世の中の縮図だ!なぜ、「クラスでいちばんかわいい女の子」しずかちゃんは、凡庸なのび太の妻となるのか?なぜ、ジャイアンとスネ夫は、必ずタッグを組んでのび太をいじめるのか?なぜ、のび太は、いじめっ子と絶縁する道を選べないのか?なぜ、ドラえもんは、のび太を助けに学校には行けないのか?なぜ、『ドラえもん』世界の住人は、ドラえもんが歩いていても驚かないのか?世代論、女性学、政治学、教育論、郊外論……。『ドラえもん』を多角的に読み解けば、現代社会が見えてくる。もしドラえもんが大学のテキストになったら? 楽しく読める「ドラえもん」講座!※『源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか』(PHP新書)を加筆のうえで、文庫化。――――――――――――――――――――本書では、『ドラえもん』をいくつかの角度から論じていく。『ドラえもん』が描くもの、とくに「ひみつ道具」については、現実世界には存在しないものであり、たとえ二十二世紀になっても実用化不可能と思われるものが多い。とくに、タイムマシン系、多元宇宙系、空間ワープ系のものがそうで、まさに、奇妙奇天烈・摩訶不思議、奇想天外・四捨五入なものだ。ところが、『ドラえもん』で描かれる人間関係は、現実世界の縮図でもあり、デフォルメでもあり、さらには、何かを隠蔽することで主張しているとも思われる、奥の深い、とても出前迅速・落書無用なものではない。本書は、『ドラえもん』のホンワカパッパな社会学的考察である。 (「はじめに」より)
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2024/11/30 23:59 まで有効
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