風俗小説論

中村光夫

1,100円(税込)

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    花袋『蒲団』を一刀両断。明晰な論理で描く日本近代リアリズム興亡史――「『破戒』から『蒲団』にいたる道は滅びにいたる大道であったと云えましょう」。日露戦争の直後に起こった文壇の新気運のなかで、その後の日本文学の流れを決定づける2作品が誕生した。日本の近代リアリズムはいかに発生し、崩壊したのか。自然主義から誕生した私小説が、日本文学史に与えた衝撃を鋭利な分析力で解明し、後々まで影響を与えた、古典的名著。

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    レビュー

    • 2020/07/10Posted by ブクログ

      近代リアリズムの発生、展開、変質、崩壊と章を分けて近代小説が論じられる。発生では、花袋の私小説が藤村に文壇での影響力で勝った様が述べられる。展開では私小説が、作家個人=作中の人物ということを、書き手だ...

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    • 2020/07/10Posted by ブクログ

      「風俗小説論」と題しているわりに、風俗小説をほとんど論じないまま終わる。

      むしろ中村光夫が語ったのは、「風俗小説」を生み出すに至る原因である自然主義小説や、その延長にある私小説、その反動である新感覚...

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    • 2020/07/10Posted by ブクログ

      近代文学の歴史を見るうえではなかなか面白い書物だが
      戦前と戦後の断絶を説明するには至ってないように思う
      とはいえ、その回答を導くためには十分なヒントとなる論考だろう
      つまりこうだ
      瀬川丑松がみずからの...

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