
彼女に関する十二章
〈五十歳になっても、人生はいちいち驚くことばっかり〉息子は巣立ち、夫と二人暮らし。会計事務所でパート勤務の宇藤聖子が、ふとしたことで読み始めたのは、六十年前にベストセラーとなった「女性論」。一見古めかしい昭和の文士の随筆と、聖子の日々の出来事は不思議なほど響き合って……。どうしたって違う、これまでとこれから。人生の新たな段階を迎える世代ならではの感慨と、思いがけない新たな出会い。セクハラ、LGBT、貧困――身近な社会問題を織り込みながら、くすりと笑える読み心地のよさ。ミドルエイジを元気にする上質の長編小説
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