【最新刊】夏の陰

夏の陰
1冊

著者:岩井圭也

1,620円(税込)
ポイント 16pt

通常ポイント:16pt

運送会社のドライバーとして働く倉内岳は、卓越した剣道の実力を持ちながら、公式戦にはほとんど出場したことがなかった。岳の父である浅寄准吾は、15年前、別居中だった岳と母の住むアパートに立てこもり、実の息子である岳を人質にとった。警察との膠着状態が続いた末、浅寄は機動隊のひとりを拳銃で射殺し、その後自殺する。世間から隠れるように生きる岳だったが、自分を剣道の道に引き入れてくれた恩人の柴田の願いを聞き入れ、一度だけ全日本剣道選手権の京都予選に出場することを決意する。予選会の日、いかんなく実力を発揮し決勝に進出した岳の前に、一人の男が立ちはだかる。辰野和馬、彼こそが岳の父親が撃ち殺した機動隊員の一人息子だった。「死」を抱えて生きてきた者同士、宿命の戦いが始まる――。

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同シリーズ 全1巻

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レビュー投稿
  • 2019/07/07Posted by ブクログ

    亀岡市内の運送会社で働く倉内岳は、仕事のかたわら剣道クラブで鍛錬を重ねる日々を送るが、これまで大会に出たことはない。岳の父はかつて息子である岳を人質としてアパートに立てこもり、警察官を射殺した直後に自...

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  • 2019/06/29Posted by ブクログ

    隠れるように静かに生きる主人公、岳。加害者家族であり、被害者でもある彼の心。父と同じ血が流れることに苦しみ、何故自分ばかり?と嘆き、恨み、それでも差しのべられた優しさに報いるように生きる様は、とても切...

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  • 2019/05/30Posted by ブクログ

    「夏の陰」
    二人の宿命。


    犯罪が生む悲劇を題材にし、死に囚われた二人の新たな生への出発が描かれている。花火が効果的に使われており、グッと締めるラストはお見事で、最後に伏線回収までされている。二人も...

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