【最新刊】姫君

509円(税込)
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「母が首を吊ったのを見つけた時、ぼくが、まだ五歳だったのは幸せなことだ。十歳だったら泣きわめいていただろうし、十五歳だったら心の病気にかかってた。今だったらどうだろう。きっと笑ってた。二十歳。もう、ぼくは、人が、おかしくなくても笑うということを知っている」(本文より)。人が人を求める気持ち、コトバにできない寂しさを描いた短篇集。人を愛することで初めてうまれる恐怖、そんな“聖なる残酷”に彩られた、忘れがたい物語。
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レビュー
- 姫君Posted by ブクログいいね 0
初めて読んだのは5年くらい前で、一昨年くらい前に単行本化していたので購入しました。
今でもたまに読み返す一冊です。
山田詠美さんは、“女からみた男”の話を書くのがうまいなぁとつくづく思いました。
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[恋、奉り候]自ら「姫子」という源氏名を名乗りながらホームレス生活をし、拾った男の欲望の操縦に生きがいを見いだす女性の恋模様を描いた表題の「姫君」。欲望の視点から主人の女性を観察した「フィエスタ」を含...
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支配する事で支配されるという真実。
支配されていることで、実は相手を支配している。
姫子は摩周を支配していたけど、そうすることで摩周に支配されてた。
摩周は姫子に支配されてたけど、それは同時に姫...続きを読む
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