嗚呼 江戸城(中)

嗚呼 江戸城(中)

柴田錬三郎

770円(税込)

太閤遺金の半分を所有する者は家光の弟・駿河大納言忠長であった。家光はその金を取り上げようと策し、落度もない弟に罪をきせ、配所に送る。無念の忠長は、金のありかをあかさずに自害。その秘密は忠長が思いを寄せた九条明子に遺され、そして家光は明子を強引に江戸城大奥へ連れ去ってしまった……。一方、太閤遺金を狙うものは将軍家だけではない。徳川顛覆の兵を挙げんとする豊臣浪人、その浪人群を率いて海外雄飛を計る由比正雪がそれであった。

ジャンル
文芸
出版社
文藝春秋(文芸)
掲載誌/レーベル
文春文庫
提供開始日
2019/4/22

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