VWの失敗とエコカー戦争 日本車は生き残れるか

VWの失敗とエコカー戦争 日本車は生き残れるか

香住 駿

804円(税込)
5

世界を震撼させたVWのディーゼル排ガス不正事件を発見したのは米国カリフォルニア州の環境NGOでした。世界販売台数でトヨタと首位を争う巨大企業が、なぜ不正に走ったのか。 本書ではVW事件の詳細と、VWを不正に追い込んだ、カリフォルニア州の環境規制の内実に迫ります。VWを告発した「カリフォルニア大気資源ボード」のメンバーの素顔や、その意思決定の現場も詳しくレポートされています。 また、このカリフォルニア大気資源ボードによって2018年から始められる「次期ZEV規制」と呼ばれる環境規制は、世界の自動車メーカーを「エコカー戦争」と呼ばれる苛酷な競争に追い込んでいます。次世代エコカーであるEV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)の開発は、各社とも生き残りを賭けて、待ったなしの状況です。 果たして日本の自動車メーカーは生き残ることができるのでしょうか。本書では、日本の自動車メーカー7社の最新の中期計画をもとに、各社の生き残り策も検討していきます。本書の構成第一章  VWの落ちた陥穽第二章  カリフォルニア州発「エコカー戦争」第三章  日本の自動車産業一極依存の現状第四章  自動車メーカーの分析と次世代エコカー戦略第五章  未来の自動車産業地図

ジャンル
ノンフィクション
出版社
文藝春秋(文芸)
掲載誌/レーベル
文春新書
提供開始日
2019/04/15

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