【最新刊】鬼才 五社英雄の生涯

鬼才 五社英雄の生涯

1冊

春日太一

968円(税込)

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    『鬼龍院花子の生涯』『極道の妻たち』『陽揮楼』『吉原炎上』『三匹の侍』『人斬り』……極彩色のエンターテイナー、映画監督・五社英雄。五社作品の持つ情念に魅せられた著者は関係者への徹底した取材を重ねるが、その生涯を描き出すのは困難を極めた。稀代の“ホラッチョ”五社の証言は、背中の彫り物ひとつをとっても同じ人物のものとは思えないほどときにブレる。どこまでが真実でどこからが嘘なのか? これは、全身エンターテイナー──「人を喜ばせる」ことに生涯をかけた男の、ハッタリ上等、虚々実々の物語である。テレビ界出身だった五社英雄は、長らく日本の映画評論界から不当に無視に近い扱いを受けてきた。その言動は常に毀誉褒貶の対象だった。真っ白なジャケットとズボンで敵だらけの現場に乗り込み、水たまりがあればそのジャケットを脱いで女優にその上を歩かせて周囲の度肝を抜き(しかも翌日にはまた新品同様の白ジャケットで現れる)、80年には銃刀法違反で逮捕され、一時は映画界を追放されて、すべてを失った。しかし、現在の時代劇やアクションは五社の存在なくしては語れない。今では当たり前の、刀がぶつかり合い、肉を斬り骨を断つ効果音。これらを最初に生み出したのも五社だった。テレビの小さな画面でいかにして映画に負けない迫力や殺気を出すか? 悩んだ末に辿りついた発想だった。自らの人生も「演出」した男はなぜその背中に鬼を掘り込んだのか? 台本にはなかった「なめたらあかんぜよ!」の秘密とは?虚実ハッタリ入り乱れた生涯に翻弄されながら、春日太一が渾身の取材で「鬼」の静かで哀切な真実に迫る。

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    提供開始日
    2019/04/15
    連載誌/レーベル
    文春新書

    レビュー

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    • 2017/09/26Posted by ブクログ

      みんな大好き友近も大好き五社英雄ですよ。
      五社好きにはたまらないエピソード満載の本です。
      そもそもこの人フジの社員だったんですからね、いま有名人のガキしか採らないあのフジで。

      五社映画といえば…
      ...

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    • 2017/03/17Posted by ブクログ

      まだガキだった頃、テレビCMに流れた「炎上する屋敷をバックに佇む花魁」は、とても印象的であった。弱さ、はったり、妬み、劣等感、そねみ、優しさ、愛情、裏切り、、、本書によると、五社監督は人間くささを凝縮...

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    • 2017/02/13Posted by ブクログ

      『ゴロウ・デラックス』にて紹介されていた春日太一さんの本を初読了。 この五社英雄氏という激しいまでの熱量を持った人物を、負けない熱量でもって、かといって入り過ぎることなく一気に読ませた春日さんの筆が素...

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