ミネルヴァとマルス 上 昭和の妖怪・岸信介

ミネルヴァとマルス 上 昭和の妖怪・岸信介

著者:中路啓太

2,035円(税込)
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激動の昭和で、常に権力の中枢にいた稀代の政治家・岸信介が目指したものとは?これからの日本を語り合うための、歴史ドキュメント小説!昭和8年(1933)。商工省・臨時産業合理局事務官の岸信介は、組織の枠を超えて活躍していた。人当たりがよく、話もうまい。上司にも女にも気に入られる岸は、末は次官や大臣にもなるのではないか、と目されていた。国家運営の根幹は経済であり、列強と対峙していくには武力ではなく経済力が必要だと説く岸は、関東軍が支配する満洲に乗り込み産業発展に邁進、日産コンツェルンの満洲移転という奇手の実現を図る。が、戦争は泥沼化してゆき――。きな臭い時代にこそ、文官の役割は重大だ。マルス(武の神)ではなく、ミネルヴァ(文の神)こそが先頭に立たねばならない。

ジャンル
歴史・時代
出版社
KADOKAWA
掲載誌/レーベル
角川書店単行本
提供開始日
2019/03/29

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